国内の100歳以上の高齢者の数は、「老人の日」の15日時点で8万450人と、初めて8万人を超えた。このうち女性は7万975人と、全体の約88%を占めた。厚生労働省が発表した。
前年同時期から9176人増え、増加幅は1971年(339人)以来、50年連続で過去最多を更新した。近年は2千~4千人程度の幅で増えてきたが、今回は新たに100歳となる1920年生まれがほかの年に比べて多かったという。総人口1億2593万人(8月1日現在の概算値)の約0・06%が100歳以上という計算になる。
都道府県の人口10万人あたりの人数で比べると、島根が127・6人で8年連続で最も多かった。高知が119・77人、鳥取が109・89人で続いた。最も少ないのは31年連続で埼玉で40・01人、次いで愛知が41・79人、千葉45・98人。
国内の最高齢者は福岡市の女性、田中カ子(かね)さんで117歳。男性は奈良市の上田幹蔵(みきぞう)さんで110歳だった。(山本恭介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル